>>758
なぜサターンのエミュレーションは実現困難か?という問いに対しては
実現困難ではありません。と言う回答になります。もちろんマイナス要因
は沢山あって、家庭用ゲーム機のため資料が不足ぎみであるとか、SH2が
元々高速なプロセッサなので、デュアル構成となるとリアルタイム処理は
大変だとか、画面表示のI/Oエミュレーションが過大になるとか、そういう
部分はあるでしょう。ただ例えば、>>769で紹介されているような形
・画面表示なし
・速度は考えない(遅くてもよい)
であれば、十分実現可能です。というか、実際に>>769の方は相当のところまで
実現されています。拍手!

>>771
サターンでX68000のエミュレータは作れないか?という問いに対して、両方の
プラットフォームを知るものとしてコメントします。
これも十分実現可能です。ただサターン側の68000を使うのではなく、SH2で
68000のエミュレーションコードを書いたほうが良いでしょう。あとはメモリが
2MBしかないから仮想X68000メインメモリは〜1MBにしかなりそうにないとか、
表示に関しても解像度不足になるから一部は表示カットやスクロール等になる
だろうとか、そういった事は想像がつきます。

ある程度そういったスペックを見通して、それに魅力を感じて作ってみよう!
という人がいるか、いないかだけの話です。「そういうもので良いから欲しいな」
と思ったら検討してみてはどうでしょう。私の見通しでは毎日1〜2時間の
連続した作業で、丸3年〜4年かければ、かなりの所まで作成できると思います。

この2つの事例でも分かりますが、エミュレータ作成で必要なのは設計、次に
時間です。そこを理解して実際に作業する人がいなければ、いつまで経っても
出てきません。皆が「誰か作ってくれないかな」と他力本願ではいつになって
もそのままです。サターンのエミュレータがプレステ(PSX)に対して数が少ない
のも、日本のエミュレータに対する意識が他力本願をベースとしている為では
ないか?と常々思っています。