プロットを組む際の注意点。
・主人公を「どこにでもいる普通の××」を文字通りに解釈して設定するのはNG。
本人が知らないだけで、主要キャラクター全員の利害関係に決定的に関係する
立場にいる必要がある。
・主要キャラクターは(敵味方合わせて)基本三人以上。結託の生じる余地が
あったほうがストーリーを転がしやすい。
・利害は完全に一致するわけでもなければ、
完全に対立するわけでもないほうがいい。
利用・交渉・取引の余地があったほうがストーリーの展開が容易。
・主要キャラクターには美学があったほうがいい。
見え透いた利害だけで動くキャラだけでは物語が平板になる。
単に利害で動くキャラはザコキャラだけで十分。同時に、そういうキャラを
出しておくと使い捨てできて便利。
・主要キャラクターには、嘘をつく理由、本音を隠す理由を用意しておくこと。
正体を隠して敵方の組織に潜入しているとか、監視・盗聴されて
いるとか、「敵を欺くにはまず味方から」とかいったネタが基本。