>そんな中、SONYが突如、PS1基盤という生態系を一気に崩してしまった
あなたも当時、AC業界に身を置いてた人ですか?
確かにSCEのあの基盤はAC業界では巨大隕石みたいなもんでしたね。
おかげで干された一人です。あの基盤は流通価格は他の基盤と大差ないばかりか
やや高価な設定だったので、純粋に「技術的優劣」のみで市場を制圧したと
いえるでしょう。

'80の後半あたりから、ナムコが「System1」という基盤を皮切りに
各社、社内での基盤の共有化、(車輪の再発明の防止)などの合理化が
無意識に進められていったと思うんです。カプコンのCPシステムだとかは
共通合理化成功の最たる例だと思うんですが、この合理化のおかげで
各種ツール群までそのハードウェア固有のものに最適化されすぎてしまい
逆に新たな発想を有したハードウェアの開発を阻害していたことも事実だと
思います。

共有合理化がゲーム業界内のハード進化を鈍らせ、ついにPS1(System11)という
門外漢の家電屋に駆逐される始末。その後、PowerVR(Naomi基盤)が主流になる
けど、ゲーム屋からのハードは二度と表舞台に出ませんでしたね。

なんだかんだ、タイトルごとにハード基盤を起こしなおしていたころの方が
ソフト屋もハード屋もメキメキ体力をつけていったと思います。