我々は>>673が何故このようなレスを書いたのかという疑問を解決するため、
>>673の故郷である群馬県に向かった。「まだ地球にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を注意する気力も同行した上司には残っていなかった。
外界からの侵入を拒むかのような密林、恐らく世界に残された最後の秘境、
獣道と呼べる道すらも無い森の中で、幾度も大蛇に襲われながらの道中は苦難を極めた。
ようやく到着した>>673の故郷は正に隠れ里という形容が相応しい、陸の孤島だった。
太古の様相をそのまま残しているような村の中で、我々は一つの心境の変化を感じていた。
我々を見つけ、歩み寄って来た長老といった感じの風貌の老人に対し、
道に迷ったかの様に振る舞い、帰り道を聞くと丁寧に礼を言って帰途についた。
誰が悪い訳ではない、高度成長だので浮かれていた我々が全て悪かったのだ。
>>673の気狂いじみた書き込みは残ったままだったが、心は清々しかった…。