企画っつっても俺様の理想ゲーを作りたいからメンボ募って起業したんだろ。
で、企業の社長に納まったからには「僕の理想はねぇ・・グヒュヒュ」
と企画厨みたいにブツブツつぶやくだけではいれなくなる。

まずプログラマと絵描きが仕事できるように、またメシが食えるように
金をかき集めなきゃならん。
キャピタルやスポンサーを巡って企画を説明して接待してギリギリつくれる
だけの資金でも確保しないと行き詰る。
またこのために、借金も背負ってる。
さらにメディアへの宣伝。取り上げてもらえるよう交渉。
そして、本業の設定やシステムの企画なんだが、ただ妄想を並べればいいってわけじゃない。
当然プログラム上出来ることできないこと、何に金や時間がかかるかなど把握してないと、
速攻プログラマが逃げ出す。
二人に適度にアメやムチをくれて妥協するとこは妥協してうまいこと作品をまとめあげて
行かないといけない。スケジュールに狂いが出てきたら調整し、納期が近づいてきたら
自分もプログラムやデバッグに何日も徹夜しながら参加。

本来企画だのプロデューサーだのは、ただ偉そうに俺様の理想を形にしろーと
唱えてりゃいいんじゃなくて、その後ろで色々地味でしんどい事を背負わなきゃ
ならないわけだし全責任も引き受けるもの。
そういう意味で“本物の企画”と企画厨が天と地ほども違うってことは明白だろ。


以上就職経験無しなニートの妄想