一瞬、俺は戸惑った。
彼女の、相変わらずの目的不明な言動もその理由の一つだが、
もっと大きな理由は、河合さんが初めて俺に見せた「可愛らしさ」
にあった。

しばらく、呆然と突っ立ったままの俺に河合さんが近づいてくる。
「じゃ、じゃあじっとしててね・・・。」
そして、河合さんは若干躊躇しながらも俺のズボンの上に手を這わせてきた。
「え・・・?」
ま、まさかDNAって・・・。
俺が事情を把握するより河合さんの手の動きの方が早かったようだ。

ぎこちない手つきながら、俺のズボンのチャックは下ろされ、トランクスの
上からさらに彼女の手が愚息を捕獲する。
「あ、あの・・・、か、河合さん・・・?」
何故か抵抗できない俺がいる。
もしかして、俺はこの展開を望んでいたのか・・・?

「ぶぅー!ヒト科のオスの生殖器は刺激を受けると硬直化するはずなのにぃ」
そう言いながら、河合さんは俺の愚息を完全にトランクスから露出させた。
恥辱感を超越した、自虐的な快感に俺は目覚めてしまった
のだろうか?
もはや、俺は彼女のなすがままの人形に等しかった。
「んー、じゃあもうちょっと刺激してみよぉっと」

河合さんは、そう言いながら俺の愚息を指でつまんだ。
そして・・・
「んっ・・・」
舌を使って俺の先端部分を舐め始める。
思わず腰が引けてしまうかのような、強烈な快感。
その、科学的分析に裏打ちされた(?)彼女の舌技の前には、
俺の生殖器が硬直化するのに時間はかからなかった。

「んんっ、んあ・・・」
少し前の恥ずかしそうな様子は感じられず、完全に測定モードに
入ってしまっているのだろうか?
彼女の舌は、確実に先端部分から裏スジ、そしてカリの部分へと
這い回っている。
き、気持ちいい・・・。
つづく