誰も書かないなら俺がかくぜ!

おれはあの日美幸と一緒に夜のネオン街を歩いていた。
そう遊園地でナイトパレードを見ていてすっかり遅くなって
しまっていたのだ。
しばらく歩いていると何やら怪しげな綺麗な建物が多くある
ところについていた。
「ねえ、あの建物、きれい。ちょっと入って見ようよ。」
美幸が無邪気に叫ぶ。あーあ、こいつはこんなに馬鹿なのか?
これってラブホテルだぞ。
「ねえ、なんであそこから出てくる人ってカップルばっかりなの?」
あたりまえだ。あの中では男女の欲望に満ちた行動が行われているのだから。
「あ、そうなんだ。ここってラブホテルなんだ。」
わかってしまったか。おれはちょっと強引に美幸の腕をひっぱって
中へ入っていった。

「ふーん、大きなベッドだね。美幸、一度こんなのに寝て見たかったんだ。」
おいおい、お前は子供か!
「ねえねえ、テレビも大きいよ。」本当に無邪気だ。
彼女は何も感じずにテレビをつけた。そこには男女のまぐわっている姿。
「ねえ、え…。」おれは彼女と唇を重ねていたのだ。
「う、う、く、くるしいよぉう」それとなく柔らかな唇。
いつしかおれは彼女の胸に手をかけていた。
「うん、うん、な、なんか…、あ、いや…。」弱々しい返事であった。
それほど大きくはないがたしかにやわらかい。俺の手は下へと
のびた。そう、彼女の股間だ。いきなり生で触るのはかわいそうなので
スカートの上からそっとなでてあげた。
「うーん、美幸の、はあはあ…、あん、い、なんか…。あふっ…。」
おい、何語をしゃべっているんだ?とききたくなるほど彼女は
言葉にならない快感を覚えていたのであろうか?
そしてスカートを捲り、白くて薄い布の上から縦筋を指でなぞった。
「だ、駄目だよ…、美幸、あ、あ、あ、い、いい…。」
嫌がってはいないみたいだ。さっきよりも柔らかくて暖かい。
と、指のスライドを繰り返しているうちに彼女の股間から女の液体
が流れ出ていた。
「あ、あ、美幸、変な、変なの…。」相当に感じているらしい。
その液体は彼女の股間を覆う白くて薄い布に染みてきていた。
「おい、俺も我慢できなくなってきたんだ。」と俺は言った。
彼女は少しうつむいて
「そ、その前にシャワー浴びてきていい?」美幸は多少弱々しげな
声で俺に尋ねた。
「ああ、ゆっくりとな。」
彼女はこくりとうなずいてバスルームのほうへと歩いて行った。

(続く)