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超重力理論
ゲージ理論から重力を媒介する重力子があるはずだという見方から重力子の振る舞いを計算しようとすると無限大の
結論が出てしまう。それは理論の限界を意味する。重力子の超対象性粒子グラビティーノが存在する物として計算すると
無限大を回避できるとする。

超ひも理論、
1970年頃グルーオン(核子を構成させる素粒子)を振動するひもとして計算すると質量ゼロの未知の素粒子が
発生する。その後それが重力子だと分かり南部のひも理論が誕生した。南部のひも理論では26次元時空を必要とし
その後素粒子物理の主流になった超対象性を満たさない事から表舞台から一時姿を消した。1980年代に入ると
超対象性を組み込んだ超ひも理論が誕生。10次元時空でも良い事が分かり観測されない6つの次元もカルツァ・クライン
理論と同じ様なコンパクト化によって観測不可能なほど小さくなっていると説明した。しかし、超ひも理論にも問題があり
5種類のモデルが派生し何故この4次元だけが拡大し残りの6次元がコンパクト化されたのか説明出来なかった。
超ひも理論に11次元と超重力理論を導入し多次元構造のブレインを加える事によって5つの超ひも理論を1つにまとめる
事が出来るとされている。

ループ量子重力理論
時空はノード(端子)という点とノード同士のスピンネットワークによって発生するとする説。スピンネットワークは単なる
数学的な関係でしかないが、我々にはそれが方向と距離と感じる。宇宙は無数のノードとスピンネットワークによって
成り立っていて時空の歪みもそこから計算できるとする。
時空の構造を説明しようという唯一の理論。