月は毎年3aずつ地球から遠ざかっている。それは地球の自転角速度が月の
公転角速度よりも速いので重力を介して地球の自転の運動エネルギーが月の
運動エネルギー→位置エネルギーに変わっているからだ。何億年か前は地球
は1年に400回ほど自転していた。
逆に公転角速度の速い低軌道人工衛星などは地球に運動エネルギーを供給する
事になり、やがて速度が落ちて大気圏に突入する。

俺が言ってる人工重力はその潮汐力を利用して局地的な重力制御をしよう
というものだ。高速回転する機械から無重力を体験したい人へ運動エネルギー
を潮汐によって伝えようという事。

この様な効果を実際、人工重力のアイディアとして取り入れているのは
スタートレックだ。ここに詳細な説明がある。
http://www.m-nomura.com/st/grav.html

このページに記載されているトラクタービームは今のところそれを実現する
理論はかけらしかない。(かけらはあるんだ。超統一理論とか超ひも理論とか)
しかし、人工重力は一般相対性理論に基づく物だ。このページでは重力波を
利用するとあるが、潮汐力の現れ方の一つらしい。重力波で検索かけると
そういったモノが見つかる。