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ドラゴンクエストのお医者さん

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0001名前が無い@ただの名無しのようだ04/06/22 18:59ID:V2cTmLjv
ワタシにはキミの未来が見える
キミは将来〜〜〜

勇者になる!!





この聖水を賭けてもいい
   ↑
   20G
022645話04/10/11 14:40:45ID:+s6UsBrP
5主人公「そういえばチロルはむかしはあまり降参しなかった」

むしろはじめのころは家族の中で一番若くてトロい5主人公を
なめてかかっているようなところがあったのだ
たとえば鎖がはずれて逃走中のチロルを発見したとき──
春風のフルートをとりかえすまで5主人公は自宅地下から階段で妖精界に通っていたのだが──

5主人公「チロル」

チロルは

チロル「ばーか ばーか つかまえられるもんならつかまえてみれー」
──という態度を体全体で表わして逃げ去ったのだ
5主人公「くそ〜〜〜」

ちょうどそのころ近所に飼いモンスターのおおきづち(オス)とリーダーの座を争って大ケガをした人がいた
正しい市民生活においてはいくら強いからといってもモンスターが家庭のボスとなることは許されない
人間がモンスターをコントロールしなければダメなのだ

5主人公「さいわいチロルはベビーパンサー いざとなったら身体をはってどついたるねん〜〜」
──と5主人公は覚悟を決めたのだった
5主人公「そうだったすっかり忘れていた」

でもそのあと実際にどついたわけじゃないのに
どうして いつから ものわかりのいいモンスターにチロルはなったのだろうか
0227名前が無い@ただの名無しのようだ04/10/11 14:41:36ID:+s6UsBrP
ホイミン「ご主人様 ピエールさんやっぱりダメです」

  ギ ッ ク リ 腰

ピエール「馬車を捨てて魔法のじゅうたんで帰るんだ」
5主人公「発車オーライ」
ピエール「ギャー おろせーっ」

いつからチロルは5主人公に絶対服従するようになったのか
それが問題解明のカギであるような気がした
5主人公は記憶の糸をたぐった

5主人公 ビアンカと再会した青年期(後半)
「降参」をしてかまってもらおうとしたチロル
これを無視した5主人公のあとを「降参」したまま追っていき自分の掘った穴にはまる
5主人公「よし もっと前はどうかな」

5主人公 エルヘブンに行く前の青年期(後半)
車道におどり出たチロル「降参」で5主人公の乗った馬車を止める ←降参をやめようとしないチロルをかかえて逃げるように去る5主人公

5主人公 青年期(前半)の戴冠式
盛装した5主人公をこわがってチロル モンスター爺さんの小屋にとじこもる ←ただしこのとき5主人公とわかった上でこわがっていたのかどうか不明

5主人公 幼年期の冬
チロル 5主人公をなめきった態度にでる──
0228名前が無い@ただの名無しのようだ04/10/11 14:42:34ID:+s6UsBrP
5主人公「すると青年期(前半)のあたりか」

                         ↓
──────────┬────────┬──────┬──
   青年期(後半)   │  青年期(前半)  │  幼年期   │
──────────┴────────┴──────┴──
  ↑       ↑       ↑           ↑
 穴に落ちる 馬車を止める 戴冠式        ばーか


5主人公「青年期(前半)といえば馬車を買った年 なんかいやなことを思いだしそうな気がする〜〜〜」
0229名前が無い@ただの名無しのようだ04/10/11 14:43:45ID:+s6UsBrP
5主人公は思い出した 青年期(前半)の馬車買いたてのころのことを
まだ(いまも)運転がヘタだった5主人公は難しい車庫入れのとき目測を誤って
カボチ村の隣にあるチロルの洞窟を破壊してしまったのだ
本人はそんなつもりはなかったようだが結果的には

5主人公「ええかうちに逆らうからにはそれなりの覚悟っちゅうもんがいるんやで
      住むとこがなくなっても知らへんど〜〜〜〜〜」

──という えげつないおどしをかけたことになったわけだ
ホイミン「ねえ」
ピエール「まあな」
それからである5主人公を「強い」「偉い」とみとめてチロルが降参するようになったのは───
チロルを「プライドのないモンスター」にしたのは5主人公だったのだ
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