萩市北西約四十五キロ沖に浮かぶ見島に、コハクチョウ一羽が飛来し、羽を休めている。
県内への渡来は珍しいという。

同市役所見島支所の天賀保義支所長（５３）が十五日朝、ジーコンボ古墳近くのため池に、
ハクチョウらしい鳥がいるとの知らせを受け、デジタルカメラで撮影。萩海運勤務で
日本野鳥の会会員の三谷栄治さん（５０）にメール送信して、コハクチョウと確認された。

ため池を泳ぎながら、近くの田んぼに残った稲の穂をついばんでいるという。

コハクチョウは、ガンカモ科で、冬鳥として日本に渡り、オオハクチョウよりも南下する
傾向があるという。全身白色で、くちばしは黒く、付け根は黄色。成鳥の全長は
百二十センチ前後。

天賀支所長は「越冬地に向かう途中ではぐれた一羽かも。島のアイドルとしていつまでも
いてくれれば」と願っている。学校帰りの子どもたちも立ち寄ってコハクチョウを見守って
いるという。

ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000011-nnp-l35