※アニメーターの本音

沖浦:苦い思い出として、昔『パトレイバー』の1(劇場版第1作、1989年公開。押井守監督)を劇場にスタジオの仲間と観に行った時に、
お客さんはあんまりいなかったんですけど、少しアニメファンの人も来ていて、
オレが素晴らしいと思っている『パトレイバー』の1が終った後に、
来ていたアニメファンの人が言った感想が「メカは良いけど、キャラはねぇ…」みたいな(ものだったんです)。
「なぜお前らはそんなことしか見れんのだ、馬鹿者! お前ら全員、撃ち殺したろうか!」というぐらいの貧相な発想しかできない(お客だったんですよ。そんな人はアニメファンの)一部ですけどね、もちろん。(ひきつった笑い) 
身近でお客さんの声を聞いたっていうのは、やっぱりインパクトがあって、「こんな奴らのために、みんな血の汗流しながら作ってるのかな」という哀しい思いもしたことがあったんで。
http://fjmovie.la.coocan.jp/interview/2000/okiura/comment/comment14.htm