※明治29年(1896年)6月15日
 三陸津波地震。三陸沿岸から距てること約200kmの沖合に震源があったため微震程度で
あったが震動はやや長く継続し、十勝国茂寄村では地ひびきを約5分間感じた。地震に
よる直接の被害はなかったが、震後大津波に襲われ三陸沿岸に大被害をもたらした。宮古
(コメント:岩手県の宮古です)では震後18分にして退潮に始まり、20時07分には最大波
4.6mを示した。釜石湾では波高5.4mに達し、人口6,557人のうち溺死4,700人、負傷者500人、
戸数1,223戸のうち流失1,088戸。中でも最も激しかったのは陸前国吉浜で、波の高さは24.4m
に達した。(以下略)