>>10
遅レスですが。
安政地震のような大規模な地震が起こると、陸側のプレートが跳ね上がるので、
陸側プレート内部・表面にかかる応力バランスは当然劇的に変化します。
発生前も、メリメリいっているような状態です。
両者とも本来のプレート境界より浅いところや、はなれたところで地面が割れる
=断層が動くことはあります。最近では必ずといっていいほど、東がドカンと来
れば西でバリッときています。

北海道東方沖地震(M8.1)、三陸はるか沖地震(M7.5)の後に阪神大震災
(M7.3:近年新地震計計測マグニチュードの補正が行われ、7.2から変更)
がありました。

北海道南西沖地震(M7.8)の後では能登半島沖で最大震度5(陸上なら6強
推定)地震(M6.6)がありました。(トンネル崩落)
日本海中部地震(M7.7)の翌年には長野県西部地震(M6.8)が起こりました。
(王滝村で超大規模土石流)

このように、大きい地震のひずみ解放による地面の応力変化は非常に広範囲に
及んでいます。今回の気仙沼近海の地震のあと、本当に推定平成15年宮城県
沖地震がおこるようなことがあれば、関東以西の直下型の懸念は避けられませ
ん。最近長野県西部地震の震源域では非常に地震活動が活発で、先日、最大
計測震度計指示値4.4(ぎりぎり震度4に踏みとどまった)、M4.5の地震が発
生しています。この辺も気になりますし、西日本でいくつか懸念される活断層も
あります。関東直下もあるかもしれません。