今までずっと少数民族の文化の魅力や精神的豊かさ、平和に楽しく暮らしている様子をメインで描いてきて、
でもそれが失わつつある、奪われつつあるという描写はキロちゃんの台詞くらいしか思い出せない。
突然「このままでは失われてしまう!残していくのはどうしたらいい?」って急に言い出しても
こちらとしては楽しそうに暮らしてる人達しか見てないから危機感が伝わってこないんだよな。
アシリパの焦燥感や使命感と、これまでの描写から読み手が受け取る印象の温度差が違和感につながってる。
同和政策なんてここ見るまで知らなかった。
自分でもアホすぎると思うけど文化の喪失というのは、例えば近代化によってゆるやかに廃れていくみたいな呑気なイメージでいた。