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会員限定有料記事 毎日新聞2021年1月4日 18時31分(最終更新 1月4日 18時31分)



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兵庫県加古川市のいじめ自殺に関する第三者委の報告書

 兵庫県加古川市で2016年に市立中2年の女子生徒(当時14歳)がいじめを苦に自殺する約1年前、いじめの存在を示すメモを部活動の顧問らがシュレッダーで破棄していたことが、関係者への取材で分かった。顧問らは経緯を調べた第三者委員会に「紛失した」と答えており、破棄したことを隠蔽(いんぺい)しようとした可能性がある。

 生前の重要なSOSが消され、その後の真相解明まで妨げた形だ。生徒の遺族が市に約7700万円の損害賠償を求め神戸地裁姫路支部に提訴したことも判明。「娘の尊厳をないがしろにされた」と訴えている。

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