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2020.3.17 18:50

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全土で移動制限が実施されるイタリア。ベニスのサンマルコ広場も人影がまばらだった(AP)

 イタリアの漫画家で、1986年から87年にかけて日本で放送されたテレビアニメ「宇宙船サジタリウス」(テレビ朝日系)の原作者、アンドレア・ロモリさんが15日にツイッターを更新。日本のファンに向けて「あなた方の愛情にありがとう」とメッセージを送った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、伊は非常に困難な時期を迎えており、心配した日本のファンらを安心させたようだ。15〜17日、インターネットではアニメの思い出を語る人や、主題歌などを手掛けた作詞家の阿久悠さんに思いを馳せる投稿が相次いでいる。

 同アニメはキリンやカエルを擬人化したようなキャラクターらが宇宙を舞台に活躍する物語。ヒーローではない等身大の人物が、世知辛い現実と向き合う姿を描いて人気を博した。

 ロモリさんは15日、自分は元気だと前置きして「“地獄のトンネル”をできるだけ早く抜け出せるよう、願いを込めたイラストを投稿します。#イタリア から #宇宙船サジタリウス でつながる日本の友人達へ、あなた方の愛情にありがとう」と日本語で投稿。同作のキャラクターのイラストも公開して、ファンを喜ばせた。また、伊の現状について、医療従事者が「休むことなく戦って」いると伝えた。日本のツイッターユーザーらも「イタリアも元気な日常を早く取り戻せますように」「大変な時ですが、一刻も早く抜け出せることを祈ってます」と見舞いの言葉を送った。

 アニメのファンらは「子供の頃、弟と大好きで見ていました。懐かしい」「(登場人物の好物である)ラザニアという料理を教えてくれたのはあなたです」などと思い出を書き込んでいた。

 また、作詞家の阿久さんが番組のオープニング曲「スターダストボーイズ」(作曲:鈴木キサブロー、歌:影山ヒロノブ)とエンディング曲「夢光年」(同)を手掛けたことに触れて、「阿久悠はアニソンでもすごい」などと改めて感じるファンも。スーパーマンではなくても「駄目じゃない」と“普通の人”である主人公らを鼓舞する「スターダストボーイズ」の歌詞と、現在、新型コロナウイルスと戦っている世界中の人たちを重ね合わせて「そんな普通の人たちが今必死になって戦ってるんだよな」とつぶやく人もいた。