北海道室蘭市で「デゴイチ」の愛称で親しまれている蒸気機関車「D51」の移設を記念するセレモニーが開かれました。
室蘭市が保存しているのは、戦前から昭和49年まで道内の炭鉱から室蘭港まで石炭を運んでいた「D51」です。

ことし8月に室蘭市内にある青少年科学館から、まちのにぎわいを生み出そうと旧室蘭駅舎の隣にある公園に移設されました。

市は、移設にあたってインターネットのクラウドファンディングで「D51」のライトアップの費用を募り、277万円の寄付金が集まりました。

セレモニーでは3万円以上の寄付をした5人が特典として「D51」を再塗装する仕上げをしたあと、室蘭市長など関係者がテープカットを行い、移設を祝いました。

塗装を体験した49歳の男性は「多くの人に見てもらえる場所に移され、息を吹き返したなという感じがする。室蘭の観光名所になってほしい」と話していました。

移設された「D51」は2日夜からライトアップされ、市民や鉄道ファンを楽しませてくれるということです。
NHKニュース
11月2日 14時04分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20191102/k10012161911000.html