2019年06月05日00時14分

 19世紀末以降の世界の俳優男女約240万人の活動を分析したところ、映画やテレビドラマに出演し始めてから終えるまでの期間が1年以内のケースが7割を占めたと、英ロンドン大クイーンメアリー校の研究チームが発表した。論文は4日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載される。

 デビュー後に売れ続けるのは難しく、出演機会がほとんどなくなって長年経過してから復活する例は珍しい。映画プロデューサーらは作品のヒットを考え、人気のある俳優を使いたがるため、有名俳優に仕事が集中する傾向があるという。
 研究チームはインターネット通販大手の米アマゾン・ドット・コム傘下の映画・テレビ番組データベース「IMDb」を使い、映画が誕生した19世紀末から2016年までに出演を確認できた俳優の男性約150万人、女性約90万人の活動を分析した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060500009&;g=int