トップページeditorial
2コメント4KB

【毎日1/29】 視点・ポスト小泉

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@お腹いっぱい。2006/01/29(日) 09:28:46ID:vojcJ9ms0
社説:視点・ポスト小泉 松田喬和(論説委員)

国会論戦に緊張感が戻ってきた。「巨大与党」の実現で、小泉自民党ペースか、
と思われたが、耐震データ偽造事件、ライブドア事件で、さすがの小泉純一郎
首相も守勢に回っている。いずれも「小泉改革」の本質とのかかわりが問われ
る事件だけに政府、自民党にとっては深刻だ。

先の代表質問では「小泉改革」の影の部分が、与党からの質問でも取り上げら
れた。にもかかわらず、ポスト小泉の有力者たちは、積極的には語ろうとしない。
堂々と所見を述べ、政治家としての資質を世に問う絶好の機会だ。

自民党総裁選は事実上、次期首相を選出する選挙で、党員も参加している。
5年前、小泉首相を誕生させた総裁選は「疑似首相公選制」だった。党員投票の
比重が増し、公開性、透明性が一気に増幅した。圧倒的な国民の支持が党員を
動かし、国会議員を動かした。

半面、派閥単位の自民党内の権力構造も大きく変ぼうした。人材育成を派閥に
依存していたため、代わるべきシステムが求められている。米国の大統領予備
選のように、長い選挙期間を設けるのも一案だ。その間に国民の視点で点検す
ることが可能になる。

自民党総裁選の論戦期間は短すぎる。国会のヤマ場を越えた段階から始めて
も数カ月に過ぎない。トップを目指すならば、国民の関心が高いテーマには、自
らの考えを早々に公にすべきだ。総裁選で小泉首相の支持が得られなくなると
思うようでは、その時点でトップの要件を欠く。

小泉首相への期待度が誕生時から高いのも、就任前から路線を明確にしたから
だ。ポスト小泉の有力者も、いくつかのテーマでは発言している。靖国神社への
小泉首相の参拝と暗礁に乗り上げている近隣外交の打開策、さらには、財政再
建に向けての歳出削減と消費税の引き上げ幅とその時期が典型だ。だが、多く
はニュアンスの差に過ぎず、違いは鮮明ではない。

ライブドア事件で逮捕された前社長、堀江貴文容疑者の衆院選出馬を応援した
のは、自民党の武部勤幹事長であり、竹中平蔵総務相だった。いずれも「小泉改
革」推進の中心人物だ。堀江容疑者を「勝ち組」のヒーローに仕立てた点に「小泉
改革」の危うさが表れている。「事件とは別問題」では誰も納得しないだろう。

安倍晋三官房長官をはじめ、ポスト小泉の有力候補の多くは閣内にいる。有力者
でも、時の首相の方針に納得できないと閣僚を辞任した例が過去にはある。

政権として一定の実績を残そうとするには、時間が必要だ。歴代の長期政権は小
泉首相の例を引くまでもなく、発足時から過去とのしがらみを断ち切っている。「小
泉改革」のマイナス面が誰にも見えるようになった。自らの対応策を語ってこそ、
ポスト小泉の有資格者になれる。

毎日新聞 2006年1月29日 0時44分

http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060129k0000m070106000c.html
0002漂泊の2ゲッター2006/01/29(日) 12:00:28ID:yirY5shN0
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        (  2ゲットだね・・・
   。o ○\____________/
  .∧∧ヘヘ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  (  ノ  ) 。o○(  うん・・・
  ./  |  \   \_________/
 (___ノ(___ノ
/       \
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています