過去最大、樹齢250年のヒノキ 美杉で競り

三重2017年10月27日
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20171027/CK2017102702000015.html

津市美杉町八知の美杉木材市場で26日に開かれた競り市に、樹齢250年の巨大なヒノキの丸太が出品された。
同市場の開設以来最大の目玉商品は競りの参加者を活気づかせた。

丸太は長さ8メートル、直径74センチで、今月5日に同町丹生俣(にゅうのまた)の山で伐採されたヒノキから切り出された。
午前9時20分ごろ始まった競りには、約30人の仲買人らが参加。威勢良く競り値が飛び交い、奈良県桜井市の材木店が462万円で落札した。
神社や寺院の建て替え、補修に使われる。

 
同市場の吉岡和昭社長(77)は「ここまで大きなヒノキは珍しい。外国産の安い木材の影響でほそぼそと営業しているが、極太の木材で業界を景気づけたい」と話した。
(大橋脩人)