一方の「労働」。これはマルクス=エンゲルス的な意味で、
自分の時間や労働力以外に売れるものを持たない者が売るもの。
純粋に対価を前提とした、自分自身の販売行為です。
これが「労働」。英語だと labor 、ドイツ語は Arbeit で区別がないね。
当たり前だけど「労働市場」で売られているのは「労働力」で、
要するに「奴隷」だ。「社畜」なんて自虐的な単語が生まれるのは、
こうした社会思想史的前提を理解した上で初めて成立すること。

>>512 氏は「糞みたいな所長にイビラレ精神崩壊寸前だった」と書かれているが、
その所長が、自分のスタッフを家畜や奴隷としか思ってない人だったことがよく分かる。
俺は >>512 氏が、そもそも何でそこを選んだのか不思議だし、
どうしてすぐに止めなかったのかも不思議だけど、でもそういう例はよく聞く。

>>514 氏が個人経営の店のバイト先から教わったことは、
まぁ概ねその通りなんだけども、上述した通り、俺が書いた「仕事」は、
対価を前提とせず、為すべきこと・為されるべきこと、みたいな感じの意味なので、
その店の経営者が言ってたことと一致するかどうかは俺には分からん。
店の種類にもよるけど、クリエイティブな仕事をしている人なら、
それほど遠くないのかもしれん。

以上。長くなって申し訳ない。