天王寺公園周辺の光景一変 “カラオケ屋台”も今は昔 
芝生公園「てんしば」家族連れでにぎわい ホームレスからは不満の声も


天王寺公園(大阪市天王寺区)がおしゃれな空間に様変わりしている
一時は無許可のカラオケ屋台が占拠し、観光客らが近寄りがたい雰囲気だった園内に
日本一の高層ビル「あべのハルカス」を運営する近鉄不動産が昨秋、芝生公園「てんしば」を開業
既に来園者が350万人を超え、辺りは家族連れや若者でにぎわう
一方で、地元の商店主からは「客足がこちらに向かない」と不満も聞こえる

「空間が開けていて、建物のデザインもおしゃれ。これからハルカスに行ってきます」
友人と大阪観光で訪れ、園内のカフェでくつろいでいた千葉県松戸市の会社員、荒井理香さん(22)は笑顔で話した

昨年10月にオープンした「てんしば」は、天王寺動物園や市立美術館へのルートとなる
JR天王寺駅西側の区画(約2・5ヘクタール)に整備
カフェやフットサルコート、有料の子供向け遊具施設が並び、メーンの芝生広場(約7千平方メートル)には
宙づりで一気に滑り降りる遊具「ジップライン」が28日までの期間限定で設置されている

芝生広場では、ドイツビールを楽しめる期間限定のイベントなども随時開催され
園内には、ベビーカーを押す女性やカップルらがくつろぐ姿が目立つ

近鉄不動産によると、平成24年度に延べ約129万人だった天王寺公園の来園者数は
開業から約10カ月で延べ350万人を突破。目標の260万人を超え、従来の3倍強のペースで推移する

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http://www.sankei.com/west/news/160824/wst1608240042-n1.html