【歩行者空間を拡大 名古屋市交通プラン】
読売新聞 2014年09月30日
http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20140929-OYTNT50206.html

名古屋市は29日、「なごや交通まちづくりプラン」を策定したと発表した。
2011〜20年度で取り組む市の交通基本計画「なごや新交通戦略推進プラン」
に掲げた施策を実現するためのもので、市中心部での歩行者空間の拡大、次世
代型路面電車(LRT)やバス高速輸送システム(BRT)の導入を検討することな
どが盛り込まれている。

昨年9月に素案が発表され、市民からの意見募集を経てまとめた。

プランでは、道路空間を見直す象徴として、名駅通(中央郵便局交差点―笹島交
差点、0・6キロ)、大津通(栄交差点―矢場町交差点、0・8キロ)、久屋大通(久屋
橋交差点―若宮大通久屋交差点、1・8キロ)、広小路通(笹島交差点―広小路久
屋東交差点、2・1キロ)の一定区間で歩道を拡幅するなどし、歩行者空間の拡大
を目指すとした。

また、都心部での交通の利便性を高めるなどの目的で、LRTやBRTの導入検討
も明記。導入イメージでは、名古屋駅と栄地区だけでなく、名古屋城などの名城地
区や大須商店街などがある大須地区も結ぶ。導入にあたっては、既存の公共交通
との乗り換えなども重視するとしている。

市住宅都市局では、プラン実現に向けた整備内容や導入の可能性を16年までに
検討し、社会実験なども行うとしている。

LRTの導入イメージ(名古屋市提供)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20140929/20140929-OYTNI50043-L.jpg