駅を見守る天人像が“再降臨”、JR天王寺駅
2013.6.24 13:18

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130624/wlf13062413230017-n1.htm

 高さ日本一のビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の部分開業でにぎわう同市天王寺区のJR天王寺駅で、天井から利用客を長年見守り、工事のため撤去されていた天人の像「来迎飛天像」が再び設置された=写真。

 金色の衣をたなびかせて横たわる長さ約3・2メートルの像は、大阪芸術大名誉教授の故・岡本庄三氏が制作し、昭和59年に設置。地元の利用客に「駅の天女」と呼ばれ、待ち合わせ場所としても親しまれてきた。

 平成22年7月に取り外されたが、駅の耐震工事に区切りがついたことから、中央改札口脇の天井に改めて設置。駅の近くにあり、聖徳太子の建立と伝えられる四天王寺に顔を向けた姿で像が現れた。

 JR西日本大阪支社の本田博己副支社長は「駅の雰囲気づくりに一役買ってほしい」と話した。