確かに、猿が自慰をすることは、観察によって確認されてます。
たとえば、日本猿の雄の場合は人間と同じように手で性器を刺激し、
片手で性器を覆うようにつかみ、睾丸のほうに押し付けて射精にいたります。
そして、射精後はしばらくはグッタリしていますが、決して死ぬまで続けるわけではありません。
ただし、ペットとして飼われているサルの場合は、ストレスがたまると自慰の回数が増え始めます。
野生状態では群れをつくるサルにとって、1匹で生きるのは寂しい物なのです。
そのうえ、飼い主が愛情を注がないと、寂しさからノイローゼになることがあります。

ノイローゼになったサルは、落ち着かなく歩き回ったり、逆にまったく動かなくなります。
さらにひどくなると、雄猿はたえず自分のペニスをしゃぶり、雌猿は陰部を舐め続けます。
ひっきりなしにそんな行動をしていたら、それは猿がおろかだからではなく、愚かな人間に飼われて生活環境が悪化したことから、
ノイローゼになったと考えた方がいいと思います。