年金を頼りに、最低限の設備を揃えて開店した西元町バサラ。
そんな店に、客が大量に押し寄せるわけがない。
(嫌味ではなく、客観的に考えて、そうなる。)

U田は最初の志を忘れてしまったのか。
週に1人でも客が入ればいい。
たとえ客が入らなくても大丈夫だ。
趣味の部屋なのだから。とね。

そりゃ、客は入った方がいいよ。
入るときもあっただろうし、
一度入れば、次もあるかと期待するよな。

でも、商売って、そんなもんじゃないだろ。
もうさ、原点に帰って、本気でアトリエだと思うしかないよ。

たまに客が来れば有難いこって。
来なくて当たり前。
そういう状況に慣れないといけない。

飲み屋としての一般的な基準に達していないので、
毎晩賑わう店になるわけがない。
その現実を受け入れないとダメだよ。
たまに、顔なじみのお客さんがやってくる、
そんな店でもいいんじゃないか。

今の力で、現実的にどこまでできるか、よく考えた方がいい。
高望みせず、満足することを覚えた方がいい。

あと、間違いだらけのプロファイリングはやめとけよ。