>「日経サイエンス2014年2月号」(日経サイエンス社)に掲載されている
>「特集 だまされる脳」は、私にとって非常に興味深い。
>なぜなら、さまざまな陰謀論――「アポロ計画捏造」、「9月11日テロ」など――
>を真に受ける人が少なくないからである。

陳腐な陰謀論批判だ。
確固たる物的根拠なしに陰謀論を語る者は、短絡的であり、思考停止した愚か者
である とする陰謀論批判。実に陳腐である。

「確固たる根拠なしにモノを語るなかれ」と言う貴殿の主張。それはそれで
一つの考え方であるが、確固たる根拠なしに、「疑わしきは罰する」と言う原則で
対策を取れとする哲学もあり、国家や国際社会が その原則で動く事もある のである。

それが「予防原則(Vorsorgeprinzip)」だ。1970年代にドイツから生まれた概念で

科学的に完全には分かっていなくても(ここ大事!!!!)、
環境破壊に伴う被害の重大性が
予防的に対策をとることが社会にとって耐えられないほど
大きな費用にならないのであれば、
予防対策を実施することは価値があり正当化されるという考え方。

である。最初は、環境ホルモン問題、ダイオキシン問題、公害問題で この考え方が
役所に採用され、環境問題では 予防原則が基本であるが、警察も この予防原則を
不審者行政に取り入れ、不審者は「疑わしきは予防する」事を前提に 被疑者の人権を
蹂躙し続けている。

科学的な根拠がなくても、予防原則で どんどん動く と言うのが
警察行政、環境行政の基本だ。これは 陰謀論とは違う。
科学的な根拠がなくても良い のである。

隕石にせよ、地震にせよ、人工災害問題も 一旦、起これば
被害は甚大で 取り返しがつかないので、疑いが出た段階で 議論の叩き台
に乗せるというのは、予防原則的に当然であり、それを陰謀論と批判する方が
短絡的なのである。

人工衛星から一発100万円で金属球を地球に降らせる技術が出来たのは
確実で、それを結婚式や誕生日の余興で売り出すというNHKの報道が
ゴールデンタイムに流れた一昨日の段階で、予防原則が動き出すのは
至極当然で、グチャグチャ文句を言うんじゃねえ。

人工衛星から地球上に射出する金属球が 大気圏で燃え尽きなければ
核爆弾以上の破壊力を持つのは、子供でも分かる。悪魔の大量虐殺兵器
になりうる。その潜在的危険性を 今の段階で 注意喚起するのは
本来は NHKの義務だ。報道機関の義務だ。NHKがアホだから
私が やってやっているに過ぎない。陰謀論じゃネエ。