かつて日本国民の命を毎年数万人奪っていた脚気。
激戦だった203高地や日本海海戦などで知られる日露戦争でも
銃弾で死んだ兵より、脚気で死んだ兵の方が多かった と言う。

この国民病だった脚気を解決したのは、東大医学部ではなく、
農学部だった。鈴木梅太郎によるビタミンB1発見が
国民病を救った。

脚気は細菌によって起こされるのだと言う
「誤った学説」にたった東大医学部は 
その時、ビタミン説を出した農学部に 同じような言葉を罵った と言う。
「この百姓学者が!」と。農学部に対する偏見は東大医学部の伝統だ。
しかし、東大農学部のビタミンB1発見と 商業化で、
現在の理研の財政基盤が出来、脚気で死ぬ人も珍しくなった。

少なくとも脚気に関しては
農学部の方が医学部より、医学に貢献したのである。

同様な事は、土壌微生物スクリーニングでマラリア特効薬を
見出し、億単位の患者を救ったた大村智に関しても言えるし、
必ずしも医学部出身者が医学に貢献する訳ではない。医学部万能主義は
成り立たない。

同様に、白色テロの研究を提唱している私は、今、迫害を受けている。
再生医療学、精神医学、感染症学など医学には出鱈目(白色テロ)が多く
医学の少なからぬ分野は フェイクである疑いが強い。

この事実を指摘できるのは、医療の封建社会に組み入れられていない者
だけだ。医学部出身者には無理である。