前提として、インドはムガール帝国による支配を受けていたりヨーロッパ諸国による支配を受けていたりした歴史があり
そういったことも含めて文化が成立している
使われる言語の種類も色々あり、英語も使われていて、外部への発信には英語が使われることが多いみたい
日本におけるカタカナ言葉のように英単語がインド特有の意味で取り込まれている例もあるらしい

グレービーは、欧米では肉を焼いた時に出る肉汁や、それを使って作るソースのことを指す
日本でも料理の用語として一般に知られている

他方、インドではカレー(完成品の料理)のとろみのある汁の部分をグレービーと呼ぶ
日本のナンカレーレストランのようにあらかじめ具なしのグレービーを何種類か用意しておき
客の注文の後に具をグレービーに入れあたためて提供するパターンもある
この場合、あたためる時点で水を足す前提で濃度高めの状態でグレービーを作ることもあるようだ

日本では日本式カレーのとろみのある汁の呼び名は
カレー、カレーソース、ルー、ルーと呼ぶなバカヤローなどの派閥がある

マサラはインドで混合スパイスのことで、チャットマサラ、ミートマサラ、ガラムマサラなど
粉末状のものを指すことも多いが、生の唐辛子、ニンニク、生姜などを使ったペースト状のものも指すし
チャナマサラ、マサラチャイなど料理の名前になることもある

従来日本のスパイスからカレーを作る界隈、インド料理界隈では
玉ねぎにんにくショウガトマトスパイスを炒めた状態のものに名前をつけて呼ぶ場合は
たぶんマサラと言われることが多かった。そうでなかったらカレーの素とかいう感じ。

印度カリー子さんというカレーに関わる著作やミックススパイスの販売を行っている人がいて
以前から活動していたが、最近、玉ねぎトマトスパイスを炒めたものをグレービーと名付け広めだした
(以前はたしかカレーの素と言っていた)