>>307
タンドール釜という調理器具が鶏肉の直火焼きにおいて、取り扱いや焼き上がりに
そこまで優れているのならば、世の中のロースト製品全てに代用が効き、インド/パキスタン料理
以外の料理の焼き器具として、厨房で利用されていてもおかしくはないのだが、
残念ながら、現在の飲食業界をみるとインド/パキスタン料理以外にこの調理器具は普及していない。

このタンドール釜には性能上の難点がある
@火力の調整が瞬時に出来ない
A火力の安定維持が難しい

おまえがインド料理店でナンを注文した時、タンドール釜で焼かれたナンが焼きすぎだと感じる場合や
焼きが甘いと感じた事が一度はあるだろう。

これは火の取り扱いが難しく毎日タンドール釜の取り扱いに手馴れた外人ですら、焼き上がりの目測を誤まる
という事だ。つまり当たり外れがある事になる。
ニーズの高い日本人客に対して品質がばらつくという事は非常に面白くない。

現在はこの難点を改善した高性能な調理器具などいくらでもある。
高額なガス赤外線グリラーやハロゲンなどが既に普及しており、おまえの言う本場のタンドリーチキン以上の物が容易に再現できる。
あとは熱源が炭かガスかの違いで、香りの違いがあるがユーザーの好みで分かれる部分だ。

タージの様なタンドリーチキンが作れるのはまさに日本人経営店だから出来る偉業だろう。