19です。

年末に私が訪れたときには、店内には休業を知らせるようなものは一切ありませんでした。

たくさんの熱狂的ファンのいる有名店です。休業話を聞きつけた人たちがあの小さな店に押し寄せたら一大事でしょう。再考を求める声もさんざん聞かされると思います。

大沢先生はきっと、そのような混乱を避けてひっそりと一区切りするおつもりなのだと感じました。

テレビの取材をいくら申し込まれても、「混雑しちゃうとお客さんに悪いから」と拒んでこられた先生です。こんな時でもやっぱり先生らしいな、と思い、私もとうとう店を続けてほしいとは言えませんでした。

このように書くと、いかにも閉店が決まったかのようですが、必ずしもそういうわけではないのは改めて強調しておきますね。

ただただ再開を祈るばかりです。