市販の調合済みのガラムマサラではなく
ガラムマサラも作り手によって個性が違う
当然分量も違うし、スパイスの保存状態や質によっても変わる
同じスパイスを輸入業者から購入した場合でもそこの輸入業者がどういった
保存状態で保管してるかなど地元の仕入れるバイヤーの目利きによっても
完全に香りが飛んだ質の悪いスパイスでも妥協して仕入れるバイヤーが多い
これは日本の食材バイヤーと違って国民性が出てしまう
個人輸入業で日本住みでなおかつ信頼できる家族から仕入れている業者があるのだが
ここはよく家族に説明をし連携がとれているのでカルダモンなどを注文しても
大津屋や有名通販所とは比較にならないほどの香りと甘味をもったカルダモン
もちろん他のスパイスも地元で消費されるであろう上質なものを譲ってもらえることも可能
値段的に通常の3倍程度が満足いくスパイスを送って貰うか店で手渡ししてもらっている
たまに遠い通販先でも顔を出す事で信頼が高まるので顔出しは重要だからね
ここは俺の秘密のスパイス通販さんでいつもこっそり発注しては自作カレーを楽しんでる

あたりまえの話だが日本でも山椒などでもピンキリがあるようにスパイスもピンキリがある
日本に流通してるのはランク的に10段階中3〜5段階のものが多いと聞かされてる
良いものは日本と同じで地元のレストランで消費されてるということ
向うで食べて香りが違うのはそれが大きな要因の一つとも教えられたし
自分でホールスパイスを炒ってミルで調合し寝かせたものを比べると格段に違う事を
我が身で実体験した
俺のガラムマサラはカルダモン、シナモン、クローブ、ブラックペッパー、コリアンダー、クミン
キャラウェイ、フェヌグリーク、フェンネルを調合してるが
こういった調合の時にその時のスパイスの状態を素早く察知して量の調整をできる人が中に
はおられる、精密機械のように同じ状態にもっていかれる
スパイスのロットが変わると今まで調合していた味と結構変わる場合があるのだが
こういった凄い人はそれを調合段階で見抜き量を調整される
こういう人が本物だろうな