例えば、
こうしまるやさいいち
という文は、「講師丸谷才一」と「こう閉まる野菜市」に読める可能性がある。
その場合、それぞれ、
こうし まるやさいいち
こう しまる やさいいち
とわかち書きをすれば誤読の可能性はなくなる。
日本語では、わかち書きは、漢字が制限されている小学校低学年や
外国人初学者向けの教科書や、ROM容量が制限されたファミコンのゲームでの、
ひらがな・カタカナのみからなる文によく使われる。
カナタイプの文章などでは、文意を正確に伝えるために必須である。
挟む空白は、全角(2バイト文字1個分)のこともあるが、
その半分(半角)のこともある。

単語ごとに区切る方法もあるが、文節ごとに区切ることが多い。

にほんご の ぶんしょう に おいて ご の くぎり に くうはく を はさんで きじゅつ する こと。(単語ごとの区切り)
にほんごの ぶんしょうに おいて ごの くぎりに くうはくを はさんで きじゅつする こと。(文節ごとの区切り)