288 マキシマムなごみ [sage] Date:2009/03/04(水) 21:35:13  ID:SUN/kyo9GN
極限オカルト注意だ。

名前:本当にあった怖いご先祖 :2009/03/01(日) 10:58:13 ID:SWD27VNGL
大掛かりな作戦前だから寝る間も惜しんで準備してたんだけど、コーヒーにも飽きたから
和室の階まで美味しいお茶をいれに行ったんだ。午前五時くらいに。

そしたら「仏間になんか居る!」って直感して、よし此は洒落怖に書くしかないよね!とか思いながらUターンすると、
急に硝子障子が開いてひいひいひいじいさんのボンゴレプリーモが顔を出した
『何だ、ボンゴレデーチモ……もう起きたのか』
「いや、今までずっと起きてたんですけど」
そう言うとプリーモはちょっと顔をしかめて、『こんな時間まで起きていてはいけない』と言って、
位牌の前の鈴をチーンとひと鳴らしして、お供えのパイナップルをぶら下げ、仏間から出た
(あなた何してたんですかー!?)と内心ツッコむと、普通に『我が末裔のお参りをしていた』と答える

一緒に座敷へ行ってお茶を入れようとすると、『そんなものを飲んだら寝れなくなるから駄目だ』と言って
牛乳を飲まされた。プリーモは自分だけ茶をすすりつつ、勝手に持ち出したお供えのパイナップルを食ってた
『お前も鳳梨を一切れやろう。食すも食さぬも好きにせよ』
「えーと、お腹は減ってないからいいです」
パインは最近嫌いになったから断って、さてまた作戦練るかと司令室に戻った。
プリーモは無言でパイン食ってた。

それでさっき仮眠から起きて、バジル君にこんなことを聞かれた
「沢田殿、お供えのパイナップルを召し上がったのですか?朝のお勤めの時、無くなっていたのですが」
「うん。腹減ってたから夜食べちゃったけど、ダメだったかな?」
「ええ!?あれほどお嫌いだったというのに!!?いえ、ダメなわけではないのですが!!」と彼に驚かれた
「あはは…寝ぼけてたからさあ」で通した

仏間の壁には顔も見たことのなかった歴代ボスと数度しか会うことのなかった九代目の写真が並んでいた
寝ぼけてたんだよね、と仏壇に手を合わせながら思った