2019年を振り返ってみよう。人生100年(信長(敦盛舞)の下天50年の2倍だ)、
その折り返し点を過ぎたオレにとって酒の肴は日常菜の最後を飾る食事で一期一会。
テキトーなくいもんと一線を画す思いだ。冥土への道筋でくだらない安食事に関わりたくない。

初期高齢者の切実な思いだ。旨いモンが喰いたい。で、自分で出来るものは自分で作っちゃおうと
いろいろやってきた。クセからか、日本料理も外国料理も「ウンチク」から入っていった。今年はボスキャラ格のフレンチだった。

高等遊民を自称するオレにとっては、利益は度外視なんだが、
日本の料理トレンドを作り出す人々に驚愕すると共に、メシのタネにしている人々の多さにも驚いた。

今なら言える。食はエンターテイメントだと。

文化が高度化するとそうなるんだろう。だが、トレンドではなくカルチャーだとあくまでも歴史にこだわろう。
2020は逆流になるようだが、時代をさかのぼっていこうと思う。フレンチ業界もヌーベルからオートへ逆に動いているようだ。

皆さんありがとう。2019は実り大きかった。泥酔ジジイの独り言だ。