10年も過ぎやっと知った
「めんどくさい、やだ」
そう短く答えて電話を切ったあいつが
手の火傷よりもひどい状況にあったこと
本当に言いたかったこと

憤った恨みもした
距離を取った

そんな自分の小ささを謝ることももうできなくなって
やっと、知った