江戸時代にはホントに江戸前の魚は全国でもトップクラスに旨かったんだよ。
地方から参勤交代でやってきた武士が賞賛した記録が多数残っている。
当時江戸は人口100万を越える大都市で、周辺農家の肥え集めだけでは
し尿を処理しきれなかったので、相当量を河川に流していた。
結果江戸湾は日本有数の栄養豊かな海となり、そこで育った魚も美味しかった。

近代以降はむしろ富栄養化は汚染と評されるレベルになり、人口の圧倒的な増加で
どこの海もそれなりに栄養豊かになって、江戸湾のアドバンテージは失われ、
むしろディスアドバンテージとなった。