>>229
いくら四川料理店を名乗っていても日本にあるんだったら、日本人の舌に合わせているよ
そうしないと客が来ないからね
四川料理店とは名ばかりで、多くの料理は広東風ということもけっこうあるよ

日本の商社と組んで日本に出店した陳麻婆豆腐店は四川に近いものを出しているだろうがここは別格
店の名前だけで客を呼べるし、日本にない本場の麻婆豆腐を味わいに来る人が多いから口に合わなくても
文句は言われない

麻婆豆腐の豆板醤はより熟成したものを使うから、焦げ茶色のものが多いよ
しっかり甘さを感じたのならそれは日本人に合わせて甘くしているはず
四川麻婆豆腐なら基本的に、甘さのもとになる甜麺醤は使わないよ
現在の甜麺醤は砂糖を使っているからベタッとした前面に出る甘味になる
唐辛子の甘さということもあるが、こちらはほんのりとした甘さでピーマンの甘さのようなもの
それと豆鼓も豆板醤もほのかな甘味があるがこれらはそんなに前面には出ない

唐辛子の香ばしさはどうだった?
乾燥唐辛子を炒めたものが入ると香りが全く違う
これは焦げやすい味噌と混ざってしまったウェットな豆板醤では限界がある
より本格派の店だったら辛みのすべてを豆板醤で出すことはせず、手間はかかっても一部は唐辛子を使っているよ

あと本格であれば油がやたら多いよ
スープ上面はすべて油で、体積的にも液体部の半分が油ってことも普通