http://www.sankeibiz.jp/business/news/160328/bsd1603281103007-n1.htm

セブン&アイ・ホールディングスの大株主である米ヘッジファンドが、鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)
の後継者を世襲で選ばないよう求める書簡をセブン&アイの取締役に送ったことが28日、分かった。

 書簡を出したヘッジファンドは、サード・ポイント。「鈴木会長が次男の康弘氏をグループのトップに充てる道筋を付けようとして
いるといううわさを耳にした」とした上で、「事実ならトップとしての適性と判断力に重大な疑問が生じる」
「縁故主義に基づくような行動は株主利益に反する」と指摘した。

 サード・ポイントは社外取締役の一人に送った1月28日付の書簡では、百貨店のそごう・西武などの
事業も抜本的に見直すよう求めている。セブン&アイは5月に株主総会を開催予定で、サード・ポイントが
株主提案をするかどうかが焦点だ。同社のダニエル・ローブCEOは「まだ結論は出していない」という。(共同)