ローソンが「健康コンビニ」への取り組みを加速させている。栄養価の高い「中嶋農法」で育てた野菜を全国で順次売り出し、糖質が
少ない「低糖質パン」の品ぞろえを増やす。健康志向の女性やシニア客を取り込むねらいだ。

 中嶋農法は、農業研究家の故・中嶋常允(とどむ)氏が生み出した技術で、土壌を改良することでミネラルが豊富な野菜を作る。
ローソンは8月にその商標を持つ企業を買収。現在は、中嶋農法によるキャベツの千切りやカットレタスを関東甲信越の店を中心に
売っており、4年後までに全国に広げる。

 前田淳・執行役員は「時間の節約になるカット野菜は、働く女性などの客層拡大につながる食材。そのまま食べることが多く、味の
違いは他社との差を生む大きな武器になる」と話す。

 ローソンは、今年度の青果の販売額を7年前の10倍の500億円と見込み、5年後に1千億円を目指す。出資する専用農場
「ローソンファーム」も、3年後までに現在の4倍の40カ所に増やす計画だ。

ソース(朝日新聞) http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312180507.html?ref=rss