市ヶ谷低音ゼミナールは、実質的にはベース向けに書かれているわけではない。
そもそも、書いている宮脇俊郎がベーシストでなくギタリストだ。
楽々理論ゼミナールも宮脇が書いている。

理論書を見て難しいと思ってしまう理由は、コピーした曲をうまく活用していない場合が多い。
エース清水の鉄人への道に、いいコラムがあった。

エース清水は高校生の頃、キッスやエアロスミスが大好きでそれらをコピーしまくっていたそうだ。
大学時代にはロックよりもフュージョンが流行するようになっていた。
周りの影響で音楽理論書で勉強をはじめたが、理解できなかった。
そこで、エース清水はキッスやエアロスミスの楽譜を読んで、
音楽理論書と照らし合わせたら、少しづつ理解できるようになったらしい。

いい理論本がないとか、難しすぎて理解できないとか、思い悩む人は多いけど、
楽曲のコピーと研究が抜け落ちている場合が多いと思うんだよ。
そこに気をつけておけば、大丈夫さ。