数年前、神田の有名な音楽雑誌系古本屋の店主も昔言ってたな。
「 現代ギターは80年代のが人気があり高値で取引される。 90年代になって面白くなくなった、という声を良く聞く 」

事実、80年代の中里編集長と持丸のコンビが放つ特集は
どれもアマチュア視点の企画で身近で切実で面白く、
演奏技術や表現技術向上のために有意義なものばかりだった。

中里は山下派、持丸は自称 「 山下のおかげでGGに入社できた 」 と公言してたものの
どちらかというとアンチ的なスタンスで、それはそれでまあバランスがとれていたかも知れない。
( 政治でもそうだが、アンチのためのアンチというのは、録なもんじゃないがw)

それが90年代に菅原編集長に交代、途端に中身がディグレードした。
特集といってもインタビュー記事や伝記もの、あと楽譜記事ばかりで
途端につまらなくなった。

ただ80年代での人気を継承したユーザー層を抱えていたため
GGショップが大当たり、経営的には絶頂期をむかえた。

しかし基礎票であるGGがユーザー離れを起こしてしまい、
今世紀に入ってショップの売上も減少、
菅原の首を切ったもののユーザーが戻らず、さらに経営が悪化、というところか。

ちなみに中里編集長って、GG退社後はオルティナにのめり込んでしまい
ミステリーサークル研究家に転身していたが
今はGGの外注プロとして戻ってきている。

持丸は今何をやってるんだろ?