さて、上のほうで作詞におけるテーマの明確性とか一貫性とかの
話が出てましたが、個人的には
恋愛詞におけるテーマとは『様式美』の追求だと思います。
感想・論評・作曲お待ちしてます。

「貝殻のイヤリング」

冷たい雨が 硝子のように 砕けて消える 景色を見てた
儀式のように ベルを数えて やっとあなたの 声が聞こえた

「悪い噂を聞いたのよ あの娘と街を歩いてたと」
どうして黙り込むの I still love you so much

 あんなに愛した はずだったのに
 今は何億光年の彼方ね
 静けさに耐えられずに 受話器を置いた


楽しみだった 映画の券が ふたつ並んで 意地悪してる
悔しいから テレフォンブックの 違う誰かと 見に行こうかしら

あなたに見せるために買った 白い貝殻のイヤリング
きっとつけて行きましょう I still love you so much

 さよならなんて 慣れっこだけど
 今は涙の湖に沈みたい
 三原色に心が 雨に溶けるわ