「アイダホの換気扇」

いつか親父が話していたっけ
遠い旅の土産の換気扇
もう古くて動かないように見えて
きっと修理すればまわるだろう

100年も止まってたわけじゃない
親父は使ってたと言っていた
きれいに磨いて油注せば
大きなノイズでまわりはじめた

あぁ空が青いよ アイダホの空のように青い
まぶしい光の中 まわってまわってまわったよ

旅の土産 アイダホの換気扇
今もブンブン元気 まわってる
青空に光る風 上機嫌
親父の遠い夢をまわせよ