「花びら」

暗い窓際 白いカレンダー
誰も知らない 模様を見ていた

古い花びら 誰の物だろう
知らず知らずに 涙流した

君といた懐かしさ 
声になるとも思えずに
もう少し愛せたら
色あせた夜になる

咲いた花が静かに舞う 昨日までの想い
泣いた夜の深さに散る 明日からの想い


古いカーテン 君といたんだ
今も流れる テレビのニュース

風に流れた 僕らを抱いて
知らず知らずに花びら散った

君がいた思い出に
街明かりには任せずに
もう少し優しくて
意味を知る夜になる

咲いた花が静かに舞う 昨日までの想い
泣いた夜の深さに散る 明日からの想い