午後六時 赫に喰われる妄想都市
黒髪の少女は感傷アフタースクールを歩いている ただ笑いながら
140年前は花街で禿をしとった

夕焼けの赫に浮き出た赤蜻蛉の交尾にちょっかい出そうとするMINASHIGOさん
それでも狂ったように続く行為を横目に彼女は思い出す
あの日の同じ景色を あの日と同じ薫りを
7階建てマンションに降り注ぐ赫色は血の雨のようだった
踊り場に残した流血、体液、汗、声、涙
柵の外の鴉が赤蜻蛉を嘲笑っていた!

夕焼け少女は再び歩き出す
唯一愛している人は漫画の中 生身は痛むから
曖昧ったあの日の記憶はいつのまにやら妄想に変わっとった
赫く染まる髪、肌、制服、眼
こうしてあの娘は妄想都市に喰われていった
きらきら笑いながら・・・・・恋しながら溶けてった
記憶と一緒に消えていった


すみません、ちょっぴり書いてみただけです。
本当、へたれのくせにごめんなさい。