打ち上げ花火の拡散の下で 背を向けた


つま先立ちで歩き出し
気がつけば君に首ったけ
君が振り向いたときには
元に戻せない

 背伸びをしていたことは言えなかった
 ただただ あなたからの愛情が欲しかった

  等身大の自分を蔑んで 着飾っていた
  打ち上げ花火の拡散の下で 背を向けた


背伸びだけをし続けて
気がつけば見栄だけ
君のその尊敬の目が
逆に痛かった

 僕に残った 後悔と反省を
 あなたへの想いで 償って行けるかな?

  今までの僕は背伸び つま先立ちで
  二人だけの花火は 上がらなかった