>>307
知らないんだなあんた。
ライトモチーフを一つ一つ「○○の動機」として分析してピックアップしたのは
20世紀初頭の音楽学者だよ。そのことは確か、
「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」
日本ワーグナー協会監修 白水社
または
音楽の友社 作曲家ライブラリー「ワーグナー」に載ってると思う。

「ライトモティーフに名をつけ、譜例リストを作ったのはワーグナー本人ではないので、選者によって数は異なる」
と↓にも書かれている。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s110/s110.html

ということは、「指環」の初演のときはもちろんライトモチーフ集なんてものはなかった。
つまりワーグナー自身は聴衆に「これは○○の動機だぁ〜!」などと意識させる意図はなく
むしろ、無意識に潜在的に記憶としてとどめさせようとしたにすぎない。
ところが現在ではショルティ盤も含めて、聴衆に予め意識させておこうとする意図がみられるが
それは、ワーグナーの意図するところではない。

>ライトモチーフある程度わかってたほうが、断然面白いわな。

それはそれぞれの自由だが、
むしろそんなものわかってなくても、観ながら(聴きながら)「あ、この旋律はあの場面で出てきたな」
と思う程度でいいのではないか。