つーか、今時カイルベルトやクナみたいな古い録音で「指環」を聞こうなんていう感覚を疑う。
確かにヴァルナイもカイルベルトも優れていたのはわかるが
当時の録音技術ではバイロイトの音響の素晴らしさの10分の1も伝わってこないし、
ワーグナーの意図した管弦楽法の壮大感の寸分も感じられない。
しかも、GMもそうだがこういう盤は大抵オリジナル音源でないから音が悪すぎる。
まあ強いて長所を挙げるならば、当時のマイク特性とレンジの狭さから歌声が豊かに聞こえる点だけだ。